「ありがとう、いただきます。」
飲食店からも注文が入る自慢の一品は、豚のいのちのサイクルでもあります。 私たちは食するいのちに「ありがとう」という思いで育てています。
さあ、生まれるぞ!

父豚と母豚から選びぬかれた良質な黒豚が誕生します。すぐに母豚に寄り添っていく姿に空気が和み、次々に生まれてくるきょうだいたちとじゃれ合って、小さな命のスタートです。

大きく育っていく

餌の前は、豚舎の中は大騒ぎ。餌は、学校、施設、お店から集まった残飯で、餌が出ると急に静かになります。普段は、人にいたずらしたり、愛想もあって憎めない豚なので、餌やりや掃除などの世話をすることで、自然に愛情が生まれます。

ここだけの美味しさを

生まれた時の100倍の大きさになって、豚は出荷されます。ゆうかり学園では、生まれた豚に餌をやり、環境を整え、愛情を注いで肉にして食べるまでずっと見届けます。元気に生きていたいのちだから残さず、大切に加工してここだけの美味しさをお届けします。

いのちを次へつなぎます

良質な豚肉をつなぐため、良い母豚と良い父豚の遺伝子を種付けします。多くの母豚は4年間で80匹以上の子豚を生みます。食べるために人間が作った流れを絶やさず、毎日が続いています。

ぶたにく大西暢夫 写真・文

ゆうかり学園での豚の生産、飼育、販売のサイクルに正面から向き合ったストーリー。豚の生き生きとした表情を迫力ある写真とシンプルな文章で、生き物を食するうえで、大切なことを共に感じられる絵本です。

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